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ベリンガー 「ニュートロン 」セミモジュラーシンセ 徹底レビュー【モジュラー入門にも最適】

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ベリンガーからセミモジュラーシンセ Neutron(ニュートロン) 発売

近年イメージも変わり快進撃のべリンガー。そのべリンガから新しいセミモジュラーシンセサイザー「Neutron」が発売されました。同じくして発売されたMini Moogオマージュの「Model D」もかなり評判がいいですね。

Neutronは特に何かをベースにしたというシンセではないですが2VCO、2系統のENV、マルチモードフィルター、BBDディレイにオーバードライブそして32イン24マトリックスのモジュラーなどなど。

とにかく自由度が高そう。パッチングも出来る。赤い。それで4万円台。。。

丁度モジュラーシンセを買おうかと思っていたのですがいきなり集めるものすんごい金額になるのでとにかくモジュラー最初の一台として購入しました。ちょっとしたモジュラーのユニット1個分の値段ですしね。

いじってて分かったのですがすごく分かりやすい構成でシンセサイザの仕組みとモジュラーパッチングが理解しやすい!モジュラーシンセに興味ある方は最適なシンセです。

で、このシンセ、安価な入門者用シンセではなく可変範囲の広いTUNE、切れのいい気持ちいいフィルター、波形をモーフィングできるLFO、イイ感じにかかるBBDディレイ、これまたええ感じにひずむオーバードライブ。今までいくつものシンセを買ってきましたがこれは本当に良いアナログシンセ。

では、ちょっと聞いてみてください。

ベリンガー本気のヤツです。近年のベリンガーのシンセはビンテージシンセの焼き直しなんかじゃなく本当に設計が素晴らしい。今後発売予定のシンセ群なんかを見てると最近のベリンガーには相当強力なアナログシンセ開発体制が整っているのでは?と思います。

オシレーター


それでは「Neutron」を順にみていきましょう。
まずはオシレーター部。2VCOでICはカーチスのCEM3340の互換ICですね。回路は同じという事になります。Prophet 5のオシレータICと同じですね。

波形はサイン波、のこぎり波、三角波、矩形波、PWM そしてこれらの波形をモーフィングして徐々に変える、混ぜることが可能です。後ほど説明しますが付属のエディターでPCからモーフィングか切り替え式かを設定可能です。

OCTAVEは8,16,32そして±10オクターブ!の可変域を設定できます。聞こえないくらいまでの低音、高音を設定できるのですがモジュレーションのソースにする事で有効に使えます。

そしてオシレータSYNCもあり。

嬉しいのがPARAPHONICで和音が弾けること。これで音の幅がぐんと広がります。

VCF、VCA


フィルターは非常に効きのよいフィルターでローパス、バンドパス、ハイパスが切り替えられます。
MOD DEPHでLFOなどのモジュレーションのかかり具合、ENV DEPHでENVへのかかり具合が調整できます。

VCAにはVCA BIASというツマミがあり右に回すと鍵盤を押さずとも音が鳴りっぱなしになります。
あとはNOISEですね。モジュレーションソースとしても色々使えます。

LFO


LFOの波形は切換/モーフィングがPCソフトウェアから切り替え可能です。矩形波形と鋸波の中間ぐらいがすんごく気持ち良くてお気に入りです。LFOの設定可能周波数は0.01 Hz ~10 kHzです。

OVERDRIVE


これはかなりお気に入りですね。よくシンセなんかにも付いていたりしますが音が破綻して使い物にならない場合が良くあります。しかしNeutronのオーバードライブは結構かけてもいい感じのひずみ具合です。積極的に使おうと思わせてくれます。

ちなみにオーバードライブは最終段ではなくVCFとVCAの間にあります。これが良い感じの理由でしょうか。

DELAY

ディレイはBBD素子を使ったBBD DELAYと言われるものでBBDとは「Bucket Brigade Device」の略です。イメージ的には音をバケツリレーで運ぶ感じですね。BBD 素子を経由した音は高音が削られたアナログ的な音となるのが特徴です。

とっても気持ちいいアナログ感あふれるディレイでかなり使えそうですよ。以前ベリンガーはBBDディレイを発売していましたしその技術を使っているようです。

モジュラーパッチ


そして最大の特徴と言えるのがセミモジュラー部ですが次回じっくり触ってレビューしたいと思います。
一気に全機能触ろうと思ったのですが本当に色々できて一気にはレビューできそうにありません。。。

PCエディターソフトウェア

そしてNEUTRONなんとPCエディターが用意されています。

こちらのベリンガーのページでWIN,MAC用エディタがダウンロードできます。
https://www.musictribe.com/Categories/Behringer/Keyboards/Synthesizers-and-Samplers/NEUTRON/p/P0CM5/downloads?active=Downloads

こちらのエディターでオシレータ波形の切換/モーフィング設定やLFOの切換/モーフィング設定、PHASEのOFFSETなんかも設定できます。

音色パラメータ、ツマミに出ていない詳細なパラメータも設定はできますが、保存はできないようです。
保存できればうれしいですが今後に期待したいですね。

ファームウェアアップデート方法

しかしながらPCエディタはNEUTRON本体のファームウェアのバージョンがVer2.0.0以降でないと使えないようで2019/4に購入した私のNEUTRONではバージョンをVer2.0.0以降に更新しなければ使用できませんでした。

ファームウェアアップデート方法の詳細を以下で説明しています。

https://freq.tokyo/gadget/neutronverup/

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